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自閉症者の歌うアメリカ国家とアメリカ人の凄さ

らばQ経由でDiggから。
これは泣いてしまうよ。

動画ではらばQさんの字幕(アメリカ国家の英語字幕)が入ってます。


日本で広汎性発達障碍を持つ子供の父親として沢山の驚きと感動がこの動画にはあります。 ひとつは、一緒になって歌ってあげたアメリカ人。日本の野球場で同様の事が起こった時同じような反応は日本人には出来ないような気がします。想像するだけでも恐ろしい。

もうひとつは、この自閉症者の両親(若しくは保護者)。自分の子供が自閉症の場合、日本人の親だったらまず人前に出したいと思わない。それを勇気をだして何万人が注目する状況の中へ自分の子供を送り出したのはひとつめに挙げたような国民性だから出来たのかもしれません。それでも・・・やっぱりすごいと思う。

もしかしたら子供がパニックになるかも知れないけど、その時はちゃんと対応方法を考えてあったんだろうなぁ。歌が止まってしまったときの両親の心境はもうほんと痛いほど分かる。

そして最後は、自閉症者に始球式で国家を歌わせようと考えた球場関係者。何かあったら非難されるかもしれない状況でそれをよく企画したと思う。知的障碍と身体障碍では人の受け取り方が違うのは当たり前で、単に「障碍者も参加してますよ〜」というメッセージを送りたいのなら身体障碍者で良かったかもしれない。

映像を見る限りでは決して軽度とは言えない自閉症者にメジャーリーグの始球式で歌を歌わせる事を企画し、それを承認した関係者を心から讃えたいと思う。なんかあったら何か言われるだろうし(実際、この自閉症者は途中で国家が歌えなくなってしまったわけだしね)。

もう、アメリカという国の懐の深さは日本の比ではないんだなぁと思う。

らばQさんが訳したDiggのコメントの一つ

いろんなことが起こる中、アメリカ人であることを誇りに思えたわ
Diggのコメント
despite everything going on, makes you proud to be an american.
広汎性発達障碍の子供を持つ父親として"proud to be an Japanese."と思える日が来るとはあまり思えないのは少し寂しいけれど、この映像を見てそういう人が少しでも増えて欲しいと思う。
アメリカ人に敬意を評してアメリカ国家(The Star-Spangled Banner)を引用。
O say, can you see, by the dawn's early light,
What so proudly we hailed at the twilight's last gleaming?
Whose broad stripes and bright stars, through the perilous fight,
O'er the ramparts we watched, were so gallantly streaming!
And the rockets' red glare, the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that our flag was still there:
O say, does that star-spangled banner yet wave
O'er the land of the free and the home of the brave?
(日本語訳星条旗
おお、見ゆるや 夜明けの淡き光を受け
先の夕暮れ 陽が落ちる時 我等が歓呼しもの
其は太き縞と輝く星なり 危き戦の間
塁壁の上に見たり 勇壮に翻りし 彼の旗/
狼煙の赤き炎立ち 砲音宙に轟く中
耐え抜き 旗は猶其処に在り
おお、星散りばめたる旗は 今猶棚引くや
自由なる大地 勇者の故郷に


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KOMA

はじめまして。
高機能自閉症児の母です。

この国歌を聞いて、見て、ビックリでした。
日本とは違いますね、確かに^^;

このように助け合う社会に 日本はなれるでしょうか?
自閉症の方が歌っていて、歌えなくなったから・・・というより、
歌えなくなったようだから、一緒にみんなでうたった。。。
そんな感じを 私は受けました。
すごく単純な・・・純粋な・・・。

日本人の感覚では、生きづらいわが子。
そんな社会を変えていくために、自分たちが発信していかないといけない。。。

すごく感動しました。ありがとうございます。
by KOMA (2007-12-14 09:02) 

time

実際少しずつ良くなってきてますよ。そしてそれは自閉症や広汎性発達障碍について正しい認識を持ってもらおうと思って活動してくれた先輩達のおかげです。
私もブログを書いたり、地域の人達や会社の人達に対して少しずつこの病気を理解してもらおうと努力しています。
by time (2007-12-24 01:32) 

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